加賀美の部屋

小説家をやっています。

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小説家になれる人の特徴と絶対になれない人の特徴

こんにちは、加賀美です。

 

今回はタイトルの通り、小説家になれる人となれない人の特徴についてざっくり解説していこうと思います。

 

なれる人の特徴を満たしている人は安心!

満たしていない人はちょっとやばいかもです。

どのくらいやばいかって言うと、渋滞している高速道路でお腹を壊した時くらいやばいです。

ちなみに僕はそれで漏らしたことがあります。結構臭かった。

 

次回以降の記事では作家になれない人の特長に当てはまっている人が、それを脱却するための方法を書いていく予定なのでよかったら僕のTwitterをフォローしちゃってください。

加賀美 真也 (@kagashin0817) | Twitter

 

 

※このブログに書いているのはあくまでも個人の意見です。書かれている内容すべてを鵜呑みにはせず、信憑性があるかどうかをご自身で吟味しつつ読んじゃってください。

ちなみに与えられた情報を自身の頭で考察しながら読み進める能力も割と作家には必要だったりします(でたらめな情報を掴まされれてそれを小説に書いちゃったら悲しいですからね)。

 

では前置きはこのくらいにして早速本題に入りたいと思います。

まず、小説家になれる人の特徴について。

 

1.継続ができる

2.行動力がある

3.新しいものに順応できる

4.分析や情報収集を行っている

5.プライドを捨てることができる

6.加賀美真也のTwitterをフォローしまくっている

 

割と当たり前のことを書いていますが、この当たり前をクリアするのが実は非常に難しくてですね……いや難しいってことは当たり前ではないってことか……?

まあそれはいいでしょう。ひとつずつ解説していきますね。

 

・まず継続力について。

これが一番大切です。というより、これができないとそもそも土俵にすら上がれません。

小説は一冊あたり大体8~12万文字くらいあるのですが、コツコツ継続して書けないと結構しんどいです……。1日3000文字ペースで書いても1か月くらいかかりますからね。

故に継続力は必須、というより前提です。作家になっている人は必ずこの条件を満たしています。満たしていないと作家にはなれないからです。

 

・次に行動力

これも大事です。たとえ面白い物語が頭の中に浮かんでもそれをメモやプロットに起こさなくては物語にはなりません。

他にも、取材に行く行動力であったり面白いものに飛びつくフットワークの軽さであったりと、行動力にも色々とあるのですが、総じて言えることは「思いついた瞬間にやれるかどうか」です。

イデアを頭の中だけに留めていつまでも出力しないのはもったいないので思いついたらすぐやりましょう!僕はトイレに行くというアイデアを放置して漏らしたことがあります!

 

・三つめは新しいものに順応する能力ですね。

これは才能の話に少し関わってくるのですが、時代の流れに乗れない人はたとえ能力があっても成功できません。というのも、流行やニーズというのは日々移り変わっていくものだからです。

たとえば、今から十五年前にスマートフォンは普及していません。ですが今はみんな持っていますよね。それが時代の移り変わりです。

今はスマホ一台あればYouTubeも見れますし、Twitterもできますし電話だってLINEを使えば無料でできます。僕のTwitterをフォローすることもできます。

これが何故才能に関わってくるかというと、小説における才能というのは絶対的なものではなく「作者の感性と読者のニーズが一致した状態のこと」だからです。

たとえば、異世界転生モノをめっちゃくちゃ面白く書ける感性の持ち主、いわゆる天才がいたとします。

その人が異世界モノが飽和してみんな飽きつつある今現在その小説を書くのと、異世界モノ黎明期に書くのではどちらが伸びるかと言えば当然後者です。もちろん異世界は今でも人気ジャンルですから伸びる可能性は全然ありますけどね。ただ、伸びやすさで言えば後者です。

そんな風に、才能というのは時代によって腐ったり腐らなかったりします。なので作家を目指す人は時代の変化に順応する能力、もっと言うなら時代の変化を見極める能力や先見の明が必要になってきます。

時代の流れや変化に順応できる人はそれだけで成功する確率が高くなります。

 

そんなこんなで、小説において才能って実はそこまで重要ではないのであまり自分に才能があるかどうかを気にする必要はありません。もちろんあれば有利ですが、無くても全然プロ作家にはなれます。これは断言できます。

ただしその場合、次の項目で解説する分析と情報収集が必須になります。

※文章力や物語の構成力といった方面での才能はまた別問題ですが、これについては後天的に磨くことが可能なのでお気になさらず!

 

・四点目、分析や情報収集について。

さっき継続力が一番大事って書いておきながらこんなことを言うのあれですけど、やっぱりこれが一番大事っす……。

これができて、かつ最低限の文章力や構成力がある人はほぼ確実にプロデビューできます。

情報収集はたとえば「今市場ではこういう物語が流行っている」という情報であったり、スポーツものを書くのであればそのスポーツについて調べたり、新人賞がいつどのサイトで開催されるかを定期的にチェックしたり。

簡単に言えば「チャンスを掴むためのアンテナを日頃から張ること」ですね。

分析は、集めた情報をもとに戦略を組み立てていくことです。

「今は追放モノが流行っているのか。では何故追放モノが面白いのだろうか。そうか、自分を追い出した人間を見返してざまあするのがカタルシスに繋がるんだ!」

みたいな感じですね。読者が何を求めているかを理解し、どうすればそれを満たせるのかを分析する、って感じです。

それでですね、作家デビューするうえで、今から書くことが一番大事なので赤字にしますね。本当に大事なのでここだけでも読んでください。

作家になれる人となれない人の最大の違いは

分析をしているかしていないか、読者のことを考えいているか考えていないかです。

というのも、言ってしまえば作家業もビジネスです。

ビジネスには当然、売り手と買い手が存在します。

そして売り手は買い手が何を求めているかを常に考え、どうすれば消費者の購買欲求を刺激することができるかを考えます。

今書いたとおり、作家業はビジネスであり娯楽産業です。消費者(読者)のことを考えながら書いていない自己満足の作品は売れません。そのため、分析をもとに書かれた需要のある作品に比べると受賞もしにくいです。

もし何も考えずに感覚だけで書いて受賞した人がいるとしたら、それはさっきの項目で触れた「書き手の感性と読者のニーズが一致している」だけです。

いわゆる時代が生んだ天才だけが分析無しでデビューできます。

ちなみに、書籍化を目指しているアマチュア作家さんの中には商業レベルの文章力や構成力を持っている人がごろごろいます。僕より圧倒的に上手い人がそれはもうたくさんいます。でも、それでもデビューできていない人がたくさんいるんですよね。

それは何故か、結局のところプロとアマチュアの境界線は「需要のある物語を書いているかどうか」だからです。上手さと面白さ(需要があるか)はまた別問題だったりします。

ごく稀に需要そのものを生み出す真の天才がいますが、自分こそがそのタイプだ!という自信がある人以外は基本的に分析と情報収集はした方が無難です。というか、仮にそのタイプの人間でもやはり時代の流れによって消えていく可能性が高いです。

結局、デビューするときも、デビューしてから長く生き残るのも分析力があった方が有利です。

 

もちろんデビューするためには分析力以外にも、分析した結果を形に起こせるだけの最低限度の文章力や構成力は求められます。しかしそれは特別な才能がなくても後天的に会得可能な技術なのでご安心ください。

大事なことなのでやや長ったらしく書きましたが、プロ作家になりたいのであれば自分が社長になったつもりで、顧客に何を提供すれば喜ばれるのかって視点で物語を書くのが一番おすすめです。そのためにも、必要な情報を日頃から収集することが大事です。

 

5点目いきます。プライドを捨てることについて。

最初に言っておくと、僕は小説家になろう特有の「タイトルがあらすじになっている」というような作品名があまり好きではありません。だってどうせなら「デビルうんこ」みたいな簡潔でかっこいいタイトルをつけたいじゃないですか。

でもなろうでポイントをとって書籍化を目指すのならそういったプライドは捨てる必要があります。

小説家になろうはサイトの特性上、タイトルだけである程度物語の内容がわからないとあらすじのページにすら読者が来ないことがほとんどです。なのでみんなタイトルを長くするんですよね。

なのでもし僕のように「長いタイトルは嫌だ」と思っている人がいるとしたら、今すぐそのプライドを捨ててください。

ちなみにタイトルが長くないと読者があらすじすら読まない~というのもさっきの項目で挙げた分析のひとつです。

 

他にも、本気で商業デビューしたいのであれば

「自分はこういう物語は絶対に書かないんだ!」

というプライドやこだわりも捨てた方がいいです。テンプレ嫌いや王道嫌いなんかがよく見るケースですね。

僕は善人ではないですしお世辞や根拠のないことも言いたくないので、あえて断言しますが

奇をてらったオリジナリティのある作品を書いてウケるのは実力がある人だけです。

オリジナリティが大事という考えはわからなくもないですが、今の時代まったく新しいものを生み出すのってかなり難しいです。何を書いても誰かしらが既にやっていますからね。なので面白いものを複数組み合わせたり、既存の設定を少しアレンジしたりといった、掛け算方式で人はオリジナリティを生み出します。

そしてそれを行うためにはまずは基礎である王道ものをきちんと面白く書ける必要があります。

全くの料理初心者がいきなりオリジナル料理を作る姿を想像してみてください。地獄でしょう。小説も同じです。まずはありきたりでもいいんです。王道でいいんです。テンプレでいいんです。

そこから少しずつ派生させていきましょう。

作家志望の方は「オリジナリティ」「自分らしさ」を特に気にする傾向がありますが、はっきり言ってその固定観念は足かせにしかなりません。

テンプレ上等!プライドを捨ててやるぜ!という精神が必要です。

 

最後、加賀美真也のTwitterをフォローするについて。

別にしなくていいです。以上!

(一応、記事を書いたらお知らせツイートをするのでフォローしても全くの無意味ではないですけどね)

 

ここまで長ったらしく書いてきて、正直この記事にはもう飽きつつあるので、絶対に小説家になれない人の特徴については簡潔にまとめます。

小説家になれる人の特徴の反対をやっている人は絶対になれません。以上!!!

継続できない、行動しない、情報収集も分析もしない、プライドやこだわりは捨てない、時代の流れには乗れない。

ひとつ当てはまるだけでも結構やべーですが、複数当てはまってしまったらもうおしまいです。僕がこれから書く記事を読んで矯正する以外に道はありません。僕のTwitterをフォローしてください。

 

少し真面目な話をすると、継続というのは前提なので、これができなきゃどれだけ文章が上手くてもどれだけ完璧な構成でも、どれだけ面白い設定やストーリーでも無理です。行動力も同じです。

情報収集や分析を疎かにするということは、自分の感性と市場のニーズが一致するタイミングを待つだけの「運ゲー」になってしまうのでこれもまたデビューする確率が下がります。ニーズには自分から合わせにいきましょう!

時代の流れもそうですね。最近だとTikTokが嫌いな人なんかは時代の流れに置いて行かれているような気がします。若者間の流行や市場のニーズなんかは割とあのアプリでわかったりするので便利です。僕も床にうんちって落書きする動画を出したら2件もいいねが来たのでおすすめです。そのうち一件は自分でつけました。死にてぇ~

 

厳しいことを言いますが、これらの特徴に当てはまっている方は頑張って改善しない限り永遠に、何億年経っても決して作家デビューすることはできません。

今後「継続」「分析」「行動力」あたりに焦点を当てた記事をいくつか書いていくつもりなので現状で当てはまっている方も絶望しないでください……!

 

今回の記事は本当に根本的な部分をざっくり解説しただけで、他にも作家に必要なスキルは山ほどあるのでそれらについても今後触れていきます(プロットの書き方とかわかりやすい文章とは何かーとか色々)。

 

 みなさんが作家デビューした後にどうなるかは僕にもわかりませんが、とりあえずデビューするまでなら少しだけお手伝いできると思います。

 

他にもご質問や「こういうのが知りたい!」というご要望があれば超気軽にTwitterのDMに送っちゃってください!

では!!