加賀美の部屋

小説家をやっています。

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脳科学や様々な視点から見た、最速で絵が上手くなる方法

どうも、加賀美です。

僕の本業は小説家ですが、ふとイラストもプロになりたいなー!と思い至ったので脳科学やら何やらの文献と、お友達のプロ絵師さんに色々聞いた話を基に「理論上最速の上達法」をメモっていきます。

 

自分用に書き貯めるつもりだったのですがせっかくなのでブログの記事として公開することにしました。Twitterから来てくれたフォロワーさんも、Google検索等で偶然辿り着いた方もよければ実践してみてください。

 

どのくらい絵に時間を割けるかにもよりますが1年くらい真面目に実践すれば有償依頼を受けても恥ずかしくないくらいの絵は描けるようなると思います。

 

目次を置いておくので興味あるところだけでも摘まんで読んでくださいませ。

目次

最初に「イラストに才能は必要なのか」

これ、物凄く大事な話なので先に描きますね。

結論から言うと、イラストに特別な才能は必要ありません。

というのも、スポーツのように持って生まれた体格によって結果が左右される分野と違い、イラストの根幹は「理屈」「論理」、それと「知識」で構成されているからです。

 

たとえば色の塗り方。通常、影となる部分は暗く塗り、光の当たる部分には明るい色を置きますが、そりゃあ影となる部分は暗いわけですから、暗い色を置くのは当然の理屈ですよね。当たり前すぎることですが、それでも立派な理屈です。これを突き詰めて理解していくと陰影を的確に表現できるようになります。

 

もう一つ簡単な例をあげます。

みなさん遠近法はご存知ですよね。遠くの物は小さく、近くの物は大きく見えるというアレです。これをもう少し具体的に発展させると「パース」という知識になります。

こうした知識や理屈をしっかり頭に入れて、あとは効率の良い反復練習をすることによって技術が身についていきます。

 

もちろん、才能はあるに越したことはありません。才能がある分だけ、要領が良い分だけ技術の習得は早くなりますからね。ただ、プロになるくらいまでなら才能が無くても問題ありません。

本当に才能が問われるのはプロになった後、上手い人だらけの中でさらに抜きん出ようとした時です。その時になってようやく才能が求められます。

 

しかし、才能が必要ないとは言っても現に大半の絵描きさんはプロレベルになる前に成長が止まりますよね。これを見ている人の中にももしかしたらまさに今伸び悩んでいる人もいるかもしれません。

そういう人たちは単に「正しい努力の方法」をまだ知らないだけで、ひとたびそれを知るとあっさり壁を乗り越えていけます。

問題なのはほとんどの人が正しい努力の方法を知らないせいで、本来であれば超えられるはずの壁を「自分の才能の限界」だと勘違いしてしまう点にあります。

いくら描いても上手くならない。伸び悩んでいる。きっと自分にはプロになれるだけの才能がないんだ!みたいな風に。

これ物凄く大事なのでしつこいくらい言わせてもらいますが、それは決して才能の壁なんかではありません!ただ「がむしゃらな努力で到達できる最高点」に達したから止まっただけです。がむしゃらな努力からきちんとしたアプローチに変えれば簡単に突破できます。

 

そもそもがむしゃらな努力とは何かと言うと

「何も考えずに手癖で描く」

「資料も見ずに今ある知識だけで描く」

「とにかく描く」

「問題点から目をそらしている」

「新しい技術や知識に触れようとしていない」

こんな感じです。プロになれない、伸び悩んでいる人のほぼ全員がこのいずれか、あるいは複数に当てはまっています。

もちろん初心者のうちはがむしゃらに描くだけでもある程度は上手くなります。ただ、あくまで「ある程度は」です。そこに到達してしまった瞬間ぴたりと止まります。

 

個人的にはこの中でも「問題点から目をそらしている」が特に多い気がしています。

ありがちなのは「手を描くのが苦手だから手をポケットに入れたポーズばかりを描く」とか「手を背中の後ろに回して隠すようなポーズばかり描く」ですね。萌え袖にして指先だけ描く、なんて人も結構います。

あとは顔から胸にかけてしか描こうとしなかったり、アングルがいつも正面からだったり。これらはすべて問題点から目をそらしています。

 

手が描けないからといって描けないまま放置していたら何億年あっても描けるようにはなりません。同じく手癖だけで描いている人も、自分の中にある技術や知識だけで絵を描くことになるので、それより上の技術と知識をいつまで経っても手に入れられません。よほど才能がない限りやはり何億年たっても上手くはならないでしょう。

 

とまぁ、軽く例を挙げてみました。意外と「うっ当てはまってる……」と衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか。というより、あなたが現在進行形で伸び悩んでいる方なら絶対に当てはまっているはずです。

でも安心してください。それは悪いことではありません。むしろ当てはまってる方がラッキーだと思ってください。だってそれを改善するだけで確実に伸びるんですから。とんでもない伸びしろですよ!

 

繰り返しますが、イラストに才能は必要ありません。安心してください。

 

イラスト上達において磨くべき能力

真っ先に考えなければいけないこと

いよいよ本題に入っていきますが、その前に絶対に抑えておかなければいけないことが一つあります。

それは「そもそも絵が上手くなるためには何を鍛えるべきか」ということです。

手先の器用さを鍛えるべきか、それともイメージ力か、はたまた空間認識力を高めるべきなのか。

これがわからなかったり、もしくは間違った解釈をしてしまうと意味のない努力になってしまいます。

 

たとえば「ジャンプ力を鍛えるぞー!」と意気込む人がいたとしましょう。

その人が「ジャンプ力を高めるためには腕力を鍛えるべきだ!」といった、間違った解釈をして必死にダンベルを持ち上げてたらどう思います?

意味ねぇよ!ってなりますよね。

他にも「ジャンプ力を鍛えるには……うーん、何をすればいいんだ?とりあえず筋トレか?すくわっと……?」みたいな、不正解ではないながらどこか曖昧な理解度だと必要のないトレーニングまでしてしまったり、逆に必要なトレーニングを見落としたりする可能性があります。

 

そこで、しっかりと「ジャンプ力が高い人は太ももとふくらはぎの筋力が高く、跳躍する瞬間のフォームも整っている。アキレス腱のばねも優れている。体脂肪率も関係しているだろう。それらを意識すればいいんだ」と、跳躍に必要な要素を理解し抑えておくことで

「じゃあ太ももを鍛えるためにブルガリアンスクワットをしよう」

「体脂肪を減らすために食事制限をしよう」

といったように正しい手段が見えてきます。

 

イラストも同じで、鍛えるべき能力を明確にしていなければ意味のない努力をする羽目になったり、あるいは効果が薄れてしまう可能性があります。

ではイラストに必要な能力とは具体的に何か?

知り合いの絵師さんの助言や脳科学の情報なんかを基に大まかに分類していきます。

 

イラストに必要な能力

1.観察力

正直これが一番大事なんじゃね?ってくらい重要です。

物体を観察し「形状、質感、比率」等を把握する目の力がイラストには必要です。

この能力が高ければ高いほど比例して絵の上達速度も早くなります。逆にこの能力が未熟だとどれだけ絵を描いても上達は頭打ちになります。

 

今から至極当然のことを書きますね。

人間は、自分の知らないものは描けません。

生まれてから一度も猫を見たことのない人に「猫を描いて」と言っても描けるはずがないんです。

猫を知る、つまり観察することで初めて猫を描くことができるようになります。人物やキャラクターも同様。観察し、構造を理解することで初めて描けるようになります。

 

注意したいのが、観察とは「ただ見る」ことを言うのではありません。

しっかりと対象の構造を理解することを観察といいます。

ここで質問です。

自分の手の平を見ず、今から書くことを頭の中だけで考えてください。

 

・親指と小指でどれくらい長さに差があるかわかりますか?

・親指と小指でどれくらい太さに差があるかわかりますか?

・顔の大きさを1とした時、広げた手の平の大きさがどのくらいかわかりますか?

・拳を握ったとき、横から見た指にはしわが何本入るかわかりますか?

・手首から指の付け根までと、指の付け根から指先までの長さが何対何かわかりますか?

 

どうでしょうか。意外と想像できなかったのではないでしょうか。といっても、できないのが普通なので落ち込む必要はありません。なんたってしわの数やら長さや比率を気にして手を見る機会なんて普通はありませんからねw

できた人は過去に手のデッサンをした事がある人くらいだと思います。した事がなくても鮮明に想像できた、という方はとてつもない絵の才能の持ち主。

 

先にも書いた通り、人間は知らないものは描けません。

「拳を握った時にできる指のしわ」が分からない人に握り拳は描けませんし、親指と小指の長さや太さの差がわかっていない人は正しい比率で指を描くことができません。

 

毎日幾度となく目にしているであろう手ですら実は意外と把握できてないんですよ人間って。「ただ見るだけ」だとそうなってしまいます。

しかし上に書いた比率やしわを「観察」したことのある人はしっかりと答えることができ、脳内で想像もできます。

 

これが「観察」「ただ見る」の圧倒的な違いです。

 

イラストでは比率や形、他にも質感やら諸々を意識しながら物を見る「観察力」が求められます。

観察力が高くなればなるほどより鮮明に物体を把握できるようになり、そうなるとより実物に近い絵を描くことできるようになります。また、初めて見た物体の構造を理解する速度も上がるので今まで描いたことのない物でも資料さえあれば描けるようになります。

 

もちろん最初の頃は観察をしても「ここはこういう形なんだ!」くらいの情報しか読み取れません。しかし目が育ってくるにつれ

「こういう風に影が落ちているのか」

「あ、こことここの比率は同じくらいだ」

「材質が〇〇だから光が当たった部分はこういう風な光沢になるのか」

といったように、読み取れる情報が多くなっていきます。

 

意識して見る点(初心者向け)

観察力に上限はないのですが、これから絵を練習しよう!と思う人は物体を観察するときに以下の5つを特に重視して観察してみましょう。

・形(物体のシルエット)

・縦横比

・質感(光沢)

・影のかかり方

・比率

これ以外にも見るポイントはいくらでもあるのですが、初心者のうちは特にこれを意識しましょう。目のレベルが上がってくると自然にこの5つ以外の要素も頭に入るようになります。なので、これら重視しつつもこれら「だけ」に囚われないよう注意が必要です。

 

2.表現力

イラストに必要な能力その2が表現力。

これも大事です。というか書いてある項目すべてが大事です(身も蓋もない)。

どれだけ物体を観察し、構造を把握できたとしてもそれを紙面に表現できなければ意味がありません。漢字テストでいえば「読めるけど書けない」です。

描きたいもの、頭の中でイメージしたものを描きたい通りに描く力。それが表現力です。

観察力と表現力を合せて「デッサン力」と呼びます(人によっては想像力もデッサン力に含むそうですが、ぶっちゃけそのあたりの定義は割とどうでもいいです)。

3.想像力

一口に想像力といっても種類があります。

シチュエーション、構図、アングルなどのアイデア的な意味の想像力。

もうひとつは頭の中に3Dグラフィックのようにキャラを生み出し、それを自由自在に動かすような写真的、映像的な想像力。

魅力的なイラストを描くには前者、技術的に優れたイラストを描くには後者の想像力が必要とされます。

これもまた大切な要素であり、この項目の中では一番才能に左右される要素でもあります。とはいえ、才能が並程度、もしくは少々欠けていてもしっかりと知識を身に着けていけば補えるのでご安心ください。

4.知識

ある程度デッサン力等の基礎的な画力が身についた後はここで作品のクオリティが変わってきます。観察力が最も大事、と描きましたが書き手のレベルによってはこちらの方が大事になるかもしれません。

もっとも、観察力も知識も両方高レベルで備えていて初めて神絵師になれるのでそもそもどちらが大事かという話自体がナンセンスな気もしたりしなかったり。

知識とは、パースやアタリの取り方であったり、解剖学的なものであったり、塗り方……もっと基本的なところでいけばソフトの使い方、レイヤー効果に至るまで多岐に渡ります。

 

特に身に着けるべき知識(初心者向け)

これから絵を描き始める人に向けた「まずはこれを抑えておくといいよ!」という基礎的な知識です。

自分で物事を調べる能力も大事なので今から挙げる要素の解説はあえてしません。名前だけ列挙するので試しに自分で調べてみましょう!

【初心者が抑えるべき知識】

・アタリの取り方

・パース

・ソフトの使い方

・構図(俯瞰、煽り)

・色の塗り方(アニメ塗り、ギャルゲ塗り、厚塗り等)

・作業手順

 

磨くべき能力まとめ

1.観察力

2.表現力

3.想像力

4.知識

イラストの上達はこれら4つをどれだけ磨けるかにかかっています。

この記事ではこれら4つを「基礎能力」と呼びます。

 

イラスト練習方法

上記した4つの要素を鍛えるべく、いよいよ実践段階に入っていきます。

観察力、表現力、想像力……それらをまとめてデッサン力と呼ぶからにはデッサンをすればいいと思われがちかもしれませんが、実は割とそうでもなかったりします。

もちろん「デッサンやるぞ!うおおお」というやる気のある方は是非やっちゃってください。これから書いていく練習方法と並行してデッサンをやるとまた成長速度も違ってきますから、やれるならやった方がいいです。

ただ、多くの人にとってデッサンは苦行であり、場合によっては絵のモチベーション自体が削がれる可能性もあります。なのでここではあえてデッサンには触れません(デッサンしなくてもちゃんと観察力、表現力が身につくような方法を考えています)。

結局のところ効率云々、正しい努力云々の前に継続できなければ終わりですからね。

 

今回行うイラストの練習には大きく分けて二種類あります。

一つは「磨くべき能力まとめ」に書いた4つの能力を鍛えていく練習。

この記事では「基礎練習」と呼びますね。

 

もう一つは実際にイラストを描きながら、自分の絵の未熟な点を修正していく練習。この記事では「実践練習」と呼んでいきます。

 

これだけ聞くとわかりづらいかもしれないのでバスケでたとえてみます。

「基礎練習」をバスケに置き換えると、フィジカルトレーニングになります。

瞬発力を鍛えたり、持久力を底上げしたり。知識の吸収は戦術や陣形、作戦のインプットにあたります。

そして「実践練習」はまさにバスケの練習そのものです。シュート練習やドリブル、ディフェンスの練習等。実際にバスケ自体が上手くなるのはこちらです。

 

なんとなく想像できたのではないでしょうか。

イラストでは観察力や表現力等の基礎練習を行うことでより早く正確に物体の構造を把握できるようになり、またそれを思った通りに出力できようになります。

そして実践練習では、たとえば可愛い女の子を描いてみたり、それを綺麗な色で塗って実際に絵自体を磨いていきます。

 

練習に入る前にすべきこと

基礎練習と実践練習があるよーというところまではいいのですが、いざ練習に入る前にやっておかなければいけないことがあります。

それは「自分の理想」を決めること。

・誰もが萌える可愛い女の子を描きたい

・リアルなキャラを描きたい

・リアルでありつつ萌えもできるような可愛い女の子を描きたい

・美しい背景をメインに、ちょこっと人物も描きたい

誰しもこんな感じの理想があるはずです。

僕は三番目のようなイラストを描けるようになりたいなーと思ってます。

この理想を決めておくことでより効率的に練習することができます。というか決めなければ上達もくそもありません。作る料理を決めてもいないのに食材を切り始めるようなもんです。

 

可能なら自分の理想に限りなく近い絵師さんを何人か見つけましょう。

彼らは言ってみれば自分がこれから進む道を既に進み抜いた人なので、必ず参考になります。

作品をパクるのはダメですが、彼らが培ってきた技術を盗むのは全然OKです。プロ絵師さんもそうやって上手くなってきて、そして最終的にそれを個性に発展させているのです。

 

練習その1「上達のためのサイクルを作る」

これが先述した「実践練習」になります。

絵を描くとき、以下の5つのステップを踏みながら練習をしていきましょう。

1.とりあえず描いてみる

2.描いた絵を見返し、問題点を探す

3.改善策を考える

4.改善策を実行する

5.先頭に戻る

どの分野でも、効率のいい練習をしている人、短期間で結果を出している人というのは必ずこの手順を踏んでいます。逆に、「伸び悩んでいる」という人はステップ1だけをひたすら繰り返していることがほとんどです。良くてステップ2まで。3~4までやっている人は極々少数。5まで進んで1~5のサイクルを回している人はほぼ居ません。

 

ほとんどの人がやっていないからこそ、極一部のやっている人間が得をするわけですから、このサイクルを知っている人はぶっちゃけ人生イージーモードです。

実際僕は全くの初心者の状態から半年でプロの小説家になってますからね。正しい努力、超大事です。

 

1つずつ掘り下げていきますね。

1.とりあえず描いてみる

まずは描かねば始まりません。

今自分が描ける最大の絵を一枚仕上げましょう。この時、決して妥協しないように意識することが大切です。

これ以上はもう無理!今の自分じゃこれより上手い絵は描けない!というところまで描きましょう。

また、自分の欠点からも逃げないようにしましょう。

手を描くのが苦手だからといって手を隠すようなポーズにしたり、下半身を描くのが苦手だからといってバストアップのイラストにしたり、そういうのはダメです(描くイラストが構図やアングルの都合でバストアップになる分にはいいです。大事なのは自覚している「苦手」から逃げないこと)。

とにかく全力で一枚、色塗りと背景まで仕上げましょう。

全力さえ出していれば仮に不出来な絵でも、自分自身で納得がいっていなくても全く問題ありません。むしろ納得がいっていない人(自分の未熟さを理解している人)ほど上達の余地があります。下手くそだからと自分を卑下せず、これから上手くなるから今は下手でもいいんだ!と堂々と仕上げてください。

 

2.描いた絵を見返し、問題点を探す

ステップ1では本気で絵を一枚仕上げました。

ステップ2ではこのイラストを自分で見返し、徹底的に粗探しをしてください。

多分色々出てくると思います。

「手が変」

「人体パースがめちゃくちゃ」

「上半身は上手く描けてるけど下半身がぐちゃぐちゃ」

「顔が可愛くない」

「塗りが下手くそ」

とか、そんな具合に。

自分の絵がおかしいのはわかるが、どこがどうおかしいのかがわからない……という人は観察力が不足しているか、そもそも観察していないかのどちらかだと思うので、自分が描いた絵と同じ物体を一度観察してみてください。

たとえば、人を描いたのなら、鏡を見たり通行人を観察したり。

その後に自分の絵を見返すとどこがおかしいかわかるはずです。

 

そんなこんなで徹底的に粗探しをします。

この時、具体的かつ詳細に問題点を認識すればするほど上達効率がいいです。

「塗りが下手くそ」と言っても「じゃあどこがどう下手くそなのか」と更に深堀することができます。光の表現が下手なのか。肌が下手なのか、髪が下手なのか。はたまた色の選び方がいけないのか。

できるだけ詳しく分析しましょう。

 

どうしても自分の絵のおかしいところがわからない場合は最終手段として人に聞きましょう。友達でもいいですし、家族でもいいです。TwitterのDMで僕に絵を送ってくれてもいいです(絵を描いている人に聞けるならそれが一番いい)。

 

そうして問題点をいくつか挙げたら、その中でも特に下手だなと思うものを一つ選んでください。ステップ3以降でそれを解決していきます。

 

大事なのが、選ぶのは絶対に一つだけという部分。同時にいくつも直そうとしないでください。

他の問題点もサイクルを回しているうちにいずれ直すのでまずは一つだけ。約束です。

 

一つだけなのにはちゃんと理由があるんです。

少し脳科学の話をしますね(「一つだけだね、わかった!」という方はここは読み飛ばしていいです)。

前提として、人間の脳は同時に複数のことを意識できないようになっています。これは意識する対象の処理難易度が高度であればあるほどより顕著になります。

たとえば、音ゲーの難易度イージーって超簡単ですよね。これは脳的には決して高度な処理ではないのでプレイしながら暗算で方程式を解いたりできるでしょう。

しかし、ハードやエキスパートならどうでしょう。

ノーツを目で追うのに必死になったり、指を動かすのに意識を集中したり。そういった高度な処理を行っている時に暗算できますか、と言われれば答えはNOです。

 

物事の習得というのは脳にとって高度な処理となります。脳内にそれ専用の新しい回路を作らなければなりませんから。改善点を一つに絞るのはそれが理由です。

高度な処理を同時に行えない以上、複数個を同時に改善しようとするのはどうしても非効率的になってしまいます。

詳しく話そうと思ったら小脳がなんたらワーキングメモリーがなんたらみたいな話になってくるので割愛しますが、要は「まずは一つずつ」というのが物事の習得に一番効率的ということです。

 

3.改善策を考える

ステップ2で決めた問題点をどのようにすれば改善できるか。ステップ3ではそれを考えていきます。

たとえば

「顔が可愛くない」

これを改善しようと思ったらどのような手段をとるべきか。

一番簡単なのは「自分が憧れる絵師の描き方を真似る」です。人の絵柄を真似するのに抵抗がある人もいるかと思いますが安心してやっちゃってください。個性というのはそうそう簡単に消えるものではないので、最初は完全に絵柄を寄せていても最終的には自分独自の絵になります。

 

他にもいくつか例を出してみます。

「手が変」

初心者が必ず躓くポイント、それが手です。絶対に躓きます。僕も躓いています。

ではこれをどう改善すればいいか。

答えは「観察」して「実際に描く」です。自分が描こうとしていた手のポーズを実際に自分でやってみて、それを観察したり、あるいは好きな絵師さんのイラストで似た構図のものを参考にします。

 

「塗りが変」

これも最初は躓きます。髪の毛を塗ろうにも、プロ絵師のように毛の流れがはっきりしている綺麗な髪にならず、どこかのっぺりした塗りになる……とかよくありますね。

これも結論を言えば「観察」して「実際に描く」です。好きな絵師さんや理想の塗り方をしている絵師さんの塗りを観察してください。

 

察しの良い方は既にお気づきかもしれませんが、改善策ってなんだかんだ「観察」と「実際に描く」に行き着くことがほとんどです。

というのも、改善が必要な箇所=描けてない箇所なんですよ。

何度か書いたように、人間は知らない物は絶対に描くことができません。

つまり、描けてない時点でまず「観察不足」を疑うべきなんですよね。もちろん、観察は足りているが表現力が足りていないというケースもあるので一概には言えませんが、大体は観測不足に行き着きます。

 

僕がなぜ理想の絵師さんを探せと言ったか、ここまでくればわかりますよね。

絵の改善策のほとんどが観察に行き着くなら、おのずと観察対象が必要となります。

可愛い顔を描きたいなら可愛い顔を描いている絵師さんのイラストを観察すればいい。塗りを綺麗にしたいなら塗りが綺麗な絵師さん観察すればいい。

という話です。

 

観察し、理解すればあとは描いて練習するだけ。

それが次のステップです。

 

4.改善策を実行する

ステップ3で出てきた改善策を基にひたすら練習していきます。

「手が下手」を改善するのなら

・しっかり手を観察する

・観察した通りに描いてみる

・実物と見比べる

・実物と違うところを探す

・実物を更に観察する

・もう一度描いてみる

・慣れてきたら実物を見ずに描いてみる(自分の頭で想像する)

 

こんな手順で練習していきます。

ここでも「描いてみる→見返す→改善点を探す→描いてみる」のようなサイクルを適用します。このサイクルは効率のいい上達における公式のようなもなので必ず頭に入れておきましょう。

 

この「改善策を実行する」というステップはいわゆる「基礎練習」にもなります。

対象を観察するのは「観察力」の訓練。

対象を描くのは「表現力」の訓練。

というように、このステップに力を入れれば入れるほど基礎能力が上がっていきます。

ここでしっかり集中して対象を観察したり、本気で描いて練習すれば後述する基礎練習メニューをサボっても問題ないくらいには基礎能力がつくと思ってもらってかまいません。

 

もう一つくらい改善の練習例を書いておきましょうか。

「塗りが下手」の改善法

これもやはり観察して描く、に行き着きます。

・塗りが上手い人のイラストを観察する

・同じように塗ってみる

・実物と比較

・もう一度描いてみる

・以下ループ

・慣れてきたら見本を見ずに描いてみる(自分で想像する)

塗りにかんしてはブラシの設定であったり、レイヤー効果等の知識も求められます。

「〇〇のやり方がわからない」という場合は知識不足なので調べましょう。

「〇〇が描けない」の場合は観察不足の場合が多いです。

その都度判断して適切な処置をしましょう。

 

改善策を考えた後はこのようにしてひたすら反復して苦手を克服していきます。

「ひとまず苦手じゃなくなったかな」「うん、ちゃんと描けてる」と思えるくらいのレベルになったら次のステップにいきましょう。

 

5.先頭に戻る

ここでまたステップ1の「描いてみる」に戻ります。

ステップ4によって上達した技術を駆使してもう一度を絵を描きましょう。

後は同じです。

描いた絵を見返す(ステップ2)

改善策を考える(3)

実行する(4)

再び1に戻る

 

これをプロになるまで(高みを目指し続けるなら死ぬまで)やります。

サイクルを回していくうちに

「顔が可愛くない」→「可愛い顔」

「体のバランスが悪い」→「バランスのとれた体」

「塗りが下手」→「綺麗な塗り」

というように、どんどんレベルが上がっていきます。

これが正しく効率的な努力の方法になります。このサイクルで回していけば誰でも上手くなっていけます。少なくとも「これはもう才能という言葉でしか片付けられない」というような、化け物の境地一歩手前までは必ず辿り着けます。

 

どのくらいの期間、速度で上手くなるかは人によりますがそれもご安心ください。

正しい努力の方法だけでなく、この記事ではより上達速度を上げるための方法も最後の方に書いていきます(先に基礎練習について掘り下げるのでもう少し待ってね)。

 

ということで次は基礎練習について軽く掘り下げていきます。

 

練習その2「基礎能力の高め方」

さて、ここでは基礎能力の高め方を書いていきます。

ざっとおさらいすると、基礎能力とは

「観察力」

「表現力」

「想像力」

「知識」

の4つを指します。

ぶっちゃけ「上達のためのサイクルを作る」でも書いたように、ステップ4をしっかりやればここらへんはサボっても問題なく上達していきます。ただ、最速最短を目指したい、という人は一日5分でも10分でも基礎練習を行ってみるといいでしょう。

早速、それぞれの高め方を書いていきます。

 

1.観察力の高め方

観察力を高める方法はいくつかあります。

王道なのがデッサン。

対象を観察し、実際に描くことで観察力と表現力を同時に磨くことができます。基礎能力を上げるうえで最も効率が良い練習と言えるでしょう。なんたって歴史が長いですからね。先人たちの知恵は偉大です。

少し工夫することで想像力を鍛える訓練にもなります(想像力の項目で説明しますね)。

ただ、人によっては「デッサンなんて退屈だよ!つまらない!」とモチベーションが下がるかと思います。もっと簡単に観察力を付ける方法はないのか!と。

 

あります。

超簡単でお手軽です。なんなら今この瞬間にもできますよ。

それは「日常生活の中でふとした時に視界に入っているものを観察する」だけです。

本当に、気が向いたときにやるだけでいいです。

たとえば電車通学している人なら「つり革をつかんでいる自分の手をちょっと見てみよう」みたいな軽い感覚で手を観察してみてください。デッサンのように実際に紙に描く必要はありません。

デッサンの何が面倒って、モチーフを用意して観察して、それを描いて……みたいな手間の多さなんですよね。でもこの方法はただ目につく物を観察するだけなので手間はかかりません。

要は、普段「ただ見ている、ただ視界に入っているだけ」の物を「意識的に観察する」に切り替えるだけです。

日常生活で物を観察するって意外とやってませんからね。多分ほとんどの人は学校や仕事で毎日使ってる机の縦横比すら曖昧だと思います。正確な比率で描けって言われても多分無理です(僕も無理)。

 

日常生活の中で気が向いた時、気が付いた時に観察する意識を持つだけでかなり観察力は養われます。

・形(物体のシルエット)

・縦横比

・質感(光沢)

・影のかかり方

・比率

これらを意識しながらやってみてください(もちろんこの5つ以外の部分も観察できるようになるのが理想)。

 

退屈な授業中に前の席の人を観察したり、教室の窓ってどんな感じになってるのかな?ってフレームやら鍵の形やらをしっかり見たり。通勤通学途中にある木やベンチ、空を観察したり。トイレでうんちを踏ん張っている時に自分の足を観察してみたり。

 

結構やる機会多いのでおすすめの方法です。

デッサンは面倒だ!という人はこちらをやりましょう。

 

2.表現力の高め方

デッサn……いえ、なんでもありません。

表現力に関しては正直なところ「数をこなすしかない」としか言えません。

そして要領の良さや呑み込みの早さによって上達速度に個人差があります。想像力に次いで才能の影響を受けやすい能力でもあります。

ただ、別にそこまで要領が良くなくても数をこなせばプロレベルまでは誰でもいけます。上手くなるのが早いか遅いか、くらいの認識でいいです。

あと、絵を描いているうちに勝手に磨かれる能力でもあるので意識的に練習する必要は個人的にはあまりないかな、とも思います。

どうしても練習したい!という方はデッサンを……。

他にも鉛筆一本でグラデーションを作ってみたり、大小さまざまな円をできるだけ綺麗に描いてみたり、可能な限り真っすぐ線を引いてみたり。そういう地味な反復練習でも鍛えられますが、やっぱり「描く量に依存する」としか言えません。

 

3.想像力の高め方

これが最も才能に左右される項目です。とはいえ、しつこいようですが特別な才能がなくともプロレベルまでは磨けます。これも早いか遅いかです。

 

想像力を鍛える方法はいくつかありますが、ここでは二つ紹介します。

 

1.目を閉じて想像

絵を描く前に一度目を閉じ、これから描くものを頭の中で想像しましょう。

手を描こうと思ったなら頭の中でできるだけ鮮明に手を思い描きます。

デッサンをするときも、描く前に一度頭の中で想像します。

派生形の練習として

「60秒だけ対象を見て、その後は全く見ずに想像力を頼りに描く」というのもあります。

あと、実は想像力ってかなり記憶力や観察力と密接にかかわっています。

たびたび「人間は知らない物は描けない」と書いてきましたが、想像も同じで

人間は記憶してない物は想像できないんですよ。猫を見たことがない人に「はーい、猫ちゃんを想像してくださーい」って言っても無理ですからね。

そしてしっかり観察して構造を把握していない物もイメージすることができません。

拳を握った時にできる指のしわを観察したことがない人(知らない人)はどれだけ必死にイメージしようとしてもやっぱり想像できないんですよね。たまに頭の中に3D空間があって想像できちゃう化け物がいますが、それは例外です。

 

基本的には物をしっかり観察すること、そして観察した物を目を閉じてイメージ(思い出すに近い)することで想像力は鍛えられていきます。従って、観察力と記憶力が優れている人は自然に想像力も鍛えられていることが多いです。

実際に絵が上手い人の脳を調べた結果、記憶力が人より高かったみたいな研究データもあったりします。

記憶力を高める方法も後で書くので自信がない人も安心してくださいね。

 

次、想像力を高める方法その2いきます。

2.瞑想

 

超うさんくさいワードが飛び出しました。

瞑想って本当に効果あるの?そもそも絵と関係あるの?って疑問に思うでしょうが、結論から言えば効果ありますし、絵とも関係あります。

瞑想には科学的に次のような効果が認められています。

・記憶力向上

・想像力向上

・ストレス軽減

・リラックス効果

・睡眠の質を高める効果

・脳疲労の軽減

・集中力アップ

 

はい。瞑想をするとシンプルに頭が良くなります。物理的に脳の体積が増えたりしますからね。アメリカだとappleGoogleを筆頭にかなりの企業が瞑想を研修に採用していて、日本でも最近は割と注目されてきてます。

テストの点数が上がったり、睡眠の質が良くなることで体調も良くなるなんて研究もあるのでイラスト関係なく普通に全人類やった方がいいですねw

 

才能に左右される想像力ですが、瞑想をすることで脳が変化するので、瞑想は言ってみれば後天的に才能を獲得できる裏技的な手法です。

 

毎日寝る前と寝起きに瞑想を取り入れた生活を三ヵ月程度続けると見違えますよん。

ここでやり方を解説すると文字数が凄いことになるので各自適当にぐぐっちゃってください(丸投げしてすみません)。

 

最後、知識を蓄える方法いきます。

 

4.知識の蓄え方

 

ググれ!!!

以上!!!!!

 

冗談っぽく書きましたがこれに尽きます。とにかく調べてください。本でもYouTubeでもサイトでもなんでもいいです。

今は本当にいい時代になりました。神絵師のメイキング動画がそこらへんにごろごろ転がってますからね。

中高生神絵師などという怪物が生まれるのもこういった「学習しやすい時代」というのが一役買ってます。まぁ実際には「若いのに凄い」ではなく「若いから凄い」なんですけどね。若い子の方が記憶力や諸々の脳機能が高いので絵も上手くなりやすいんですよ。

だから中高生が神絵師になるのはある意味普通というか、「まぁちゃんと勉強したら大人になってからやるより簡単だよね」って感じです。むしろ八十代から絵を始めて神絵師になる方がよっぽど化け物です。

 

そんなこんなで一通り書きましたね。

軽くまとめます。

基礎能力の鍛え方まとめ

1.観察力の鍛え方

デッサン、もしくは日常生活で目についた物を観察

2.表現力の鍛え方

とにかく描く。描いていれば勝手に磨かれる。どうしても練習するならデッサン

3.想像力の鍛え方

描く前に目を瞑って想像。観察した後に目を瞑って想像。そして瞑想

4.知識の蓄え方

ぐぐれ!

 

観察は気が向いた時に、瞑想は寝起きと寝る前に。

知識は「〇〇がわからない」「〇〇ってどうやってやるんだろう」と思ったら調べる。

こんな感じの意識を日々もって過ごすことで効率的に基礎能力を磨くことができます。実践練習のステップ4をしっかりやっても磨けるので面倒ならサボっても大丈夫です。

あくまで基礎練習は最短最速を目指す人、モチベーションの高い人に向けた内容なので、気持ち程度にやってみてください。

 

最後におまけみたいな感じで色々書いていきます。

イラストに活きるのはもちろんのこと、それ以外にも活用できますし、知っているだけで人生イージーモードになる知識も多いです。

 

たくさん文字を書いて疲れているので今はちょろっとしか書きませんが随時追加予定です。そのうち「やる気を上げる方法」やら「三日坊主にならない方法」なんかも追加していけたらな……と。

 

おまけその1「頭を良くする方法」

頭が良い人ほどどんな物事の上達速度も速いです。当然その中にはイラストも含まれます。つまり、頭を良くしちゃえばその分だけ絵も上達しやすくなっちゃうんですよ。いわゆる「要領がいい人」になる方法です。

脳科学的には短期記憶能力(ワーキングメモリ)が技能習得にかかわっているのですが、そこらへんの理屈は割愛します。興味があったら調べてね!

(結構な文量書いたので疲れて駆け足になってます正直)

 

ということでぱぱっと頭を良くする方法を列挙していきます。

1.瞑想

2.ランニング(散歩も)

3.食事管理

4.体調管理

 

瞑想はさっき書いたのでこれまた割愛。

次にランニング。

走るのと頭の良さって関係あるの?って思うかもしれませんが、あります。

というのも、運動をすることによって脳細胞が増えることが最近の研究でわかっています。これは年齢に関係なく、運動さえすれば死ぬまで増え続けます。もちろん加齢とともに脳細胞は減っていくので無限に賢くなるわけではありませんが。

また、ランニングをすることで血流が良くなり、脳本来のパフォーマンスを発揮することができます。脳は毛細血管だらけなので血行が悪いと露骨にパフォーマンスが下がっちゃうんですよね……。

他にも、ランニングをすることでドーパミンという脳内物質が分泌されてやる気が湧き起こったり、散歩をすれば集中力アップやストレス軽減、一時的に創造力も高まります。

頭の良さに自信がない…という人は毎日15分だけでも運動するのをおすすめします。やる気や集中力、睡眠の質改善等の効果はすぐに表れます(頭が良くなるのは数か月単位必要)。

あと、ランニングと書きましたが、別にランニング以外の運動でも構いません!ただ、一番効率が良いのはランニングです。

 

次に食事管理について。

みなさんの体は摂取した食べ物を基に作られています。当たり前ですよね。

そしてそれは脳も例外ではありません。脳も体の一部ですから、当然食べ物から作られています。簡単な話、健康的な食生活をすれば健康な脳が作られます。

 

とはいえ、意識すべきことはそう多くありません。

好き嫌いなくバランス良く食べて、極力脂っこいものを控えましょう。揚げ物や加工食品なんかがそれに当たります。脂質の過剰摂取によって血液がドロドロになると血流が悪くなり、脳の機能が下がるので注意しましょう。

逆に糖分は健康に害のない範囲で積極的に摂取すると良しです。脳のエネルギー源は糖分ですからね。ラムネが特におすすめです。

 

最後、体調管理について。

体調が悪いと頭の働きも鈍ります。脳だって体の一部ですからね。

しっかり睡眠をとること、バランスのいい食事、適度な運動、規則正しい生活。

これらを意識するだけで脳は最高のパフォーマンスを発揮します。といってもぶっちゃけ現代人にはほぼ無理です……。なので「できたらやる」くらいの気持ちでいてください。。。

 

最悪、やるのは瞑想と運動だけでも構いません。そんでもってその二つがなんだかんだ一番効果が高いです。あとの二つは頭を良くするというよりかは「頭を悪くしない、本来のパフォーマンスを発揮する」って方向なのでよっぽど不健康な人じゃない限りはそこまでガッチガチに意識する必要もないです。

 

こんな感じでしょうか。

なんやかんや1万5000字くらい書いちゃった。

疲れたのでこのあたりで一旦公開しますね。今後新しい知識やより効率的な方法を発見したらまた記事を編集していきます。

三日坊主にならない方法とかも近日中に追加できたらなーと(もしかしたらそれ単体で記事を書くかもしれませんが)。

 

というわけでこのあたりで締めにします!

みんなで一緒にプロになろう!!!!

 

質問があったらTwitterまでお気軽にどうぞ (@kagashin_sub)