加賀美の部屋

小説家をやっています。

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最近人格が荒んできているというお話

なんかTwitterに色々長文で垂れ流すのは抵抗あるし、かといって吐き出す場所は必要だなーってことでこれからちょいちょいブログに書いていく(かもしれない)。

要はちょっと長めの独り言っすね。独り言ならわざわざTwitterにリンク貼るなよって感じだけど、誰にも見られないとそれはそれで寂しいじゃん()

っていうのは半分だけ冗談で、ツイート垂れ流すと否応なく人の目に入るけど、こっちは「見よう」と思ってくれた人しか来ないから安心なんだよね。

 

それはさておき、最近物凄く性格が荒んできていて焦りを感じている。より正確には昔の性格に戻りつつある。

 

今でこそ普通(?)の家庭ではあるものの、うちは所謂機能不全家族という奴で、酒に酔った父親に叩かれたり怒鳴られたりなんてことは日常茶飯事だった。それが小学二年生の時の話。

詳しくは端折るとして、結論から言うと俺も含めて家族全員、精神状態がおかしかった。毎日のように母親が発狂してヒステリックな叫び声を上げてたりね。

 

なんというか、寂しかった。叩かれるのも怒鳴られるのも、極端な話、別にどうでもよかった。ただ、テストでいい点を取っても、学校で面白いことが起きても、それを聞いてくれる人がどこにもいなかった。小学二年生なんてまだまだ親に甘えたい時期なのに、当時の俺がしてたのは「今日は母さんの機嫌はいいかな。父さんはお酒どのくらい飲むのかな」といった、親の顔色を伺うような素振りばかり。

母親が発狂してる姿なんて見たくないし、当時は怪しげな雰囲気を感じると部屋にこもってずっと耳を塞いでた。とにかく息が苦しくて寂しかった。

 

そんな生活を送っていると当然家には居たくなくなるわけで、とはいえ家出をするわけにもいかず、救いは学校に居るときと友達と遊ぶ時くらいだった。

だけどそれも長くは続かなかった。周りの子を妬んでしまった小学三年生の授業参観日を今でもよく覚えてる。授業が終わった途端みんな親のところに向かって、それはもう楽しそうに親と話してた。手を繋いでいる子もいた。

今でこそその感情を嫉妬心であると言語化できるけど、当時は訳もわからないままただもやもやとした気分を味わった。その時に、なんというか、察してしまった。あぁ、自分は周りの子とは違うんだなーって。

 

それから学校に行くのがつらくなった。周りの子を見るたびに気分が悪くなった。だからある日の朝、体調が悪いわけでもないのに言ってしまった「頭が痛い」と。

そこから徐々にずる休みをする回数が増えていった。

仲が良い友達と遊んでいても、楽しいのだけど何ともいえない虚しさがあった。結局自分は他の人とは違うんだな、という拭いきれない孤独感があった。

当時は遊戯王が流行していてさ、俺は学校で一番で強かったんだ。ひとりだけ飛びぬけてた。大人が出るような大会に出ても好成績を残すくらいだった。だからそのうち周りの子は「お前とデュエルしてもどうせ勝てないから」って勝負をしてくれなくなった。

他のゲームも似たりよったりだった。データの改造なんてしてないのに「改造してる」とか言われたりね。今思い返せばたかが遊戯王、たかがゲームだし、本当に些細なことではあるけど、でもそれがトドメだった。何から何までこの人たちと俺は違うんだ、とその瞬間絶望した。

 

そこから学校に行かなくなった。家に居るのも苦痛で、学校に居ても自分だけそこの生徒じゃないような疎外感があった。だってさ、俺が「このデッキだと大会では~」なんて考察してる間、学校の子たちはみんな「ぶるーあいずかっけー!」なんて言ってるんよ。同じレベルの視点で物事を考えられないのも、家庭環境が違いすぎるのも、何から何まで苦痛だった。

 

この頃から既に若干の人間不信だったように思う。

学校に行かなくなるとクラスのみんなから手紙が届くんだよね。先生に無理矢理書かされてるだけの手紙が。

「みんな待ってるよ」ってなんだ?って思ってた。

まぁ待ってくれてる子もいたにはいたんだろうけど、でもねえ?それまで話したこともないクラスメイトから「早く元気になってね」なんて書かれた手紙を純粋な気持ちで受け取る心の広さはもう無かったよね。

そういうのが繰り返されるたびに「思ってもないことを言うなよ」と、余計に人を信じられなくなっていった。あと無根拠な綺麗事を吐く人間が多いことにもうんざりしてた。

「止まない雨はない!」「出口のないトンネルはない!」「生きていればいつか必ずいいことがある!」

ふざけんなって感じですよ。そういう臭い台詞を吐く人間ってのは決まって恵まれた環境で育ってるんだよね。苦しい思いをしていたらそんな言葉吐けるわけがない。

俺が求めてるのは「いつか止む雨」ではなく「今すぐ止む雨」だし、生きていればいつかいいことがあるって、具体的にはいつだよ?って感じだった。そもそも必ずって何で言い切れるんだ???

お前が俺を救ってくれるのか?いいことをもたらしてくれるのか??

違う、綺麗事を吐く奴は全員綺麗な言葉を口にしている快感に酔っているだけで、人を救おうなんて気持ちは微塵もない。もしそんな気持ちがあるのなら俺はとっくの昔に救われていないとおかしい。

 

漫画とかアニメでよく「お前に俺の何がわかる」って台詞があるじゃん。まさにそれと同じことを思ってた。幸せな家庭でぬくぬく過ごしてる人間がこっちの事情も知らないのに手紙を書いて良いことした気になってんじゃねえ、と捻くれたことばっかり考えてた。

家にも学校にも居場所が無い感覚は「ここではないどこかへ行きたい」という思考に繋がった。端的に言うと死にたかった。

 

そんな時にうちに愛犬が来た。生後一か月とちょっとのトイプードルで、手のひらサイズだった。もこもこしてたから名前はもこ。超安直w

もうね、可愛すぎた。俺の顔を見るなり尻尾を振って飛びついてきて「遊ぼう」と言わんばかりにボールとか持ってくるんだよ。寝てる時におやつを鼻の前に置くと「はっ」と目を覚まして食べるのも可愛かったし、何をしても可愛かった。

ずっと抱え込んでた寂しさと希死念慮をたった一匹の犬が解決してくれた。救われたのは俺だけじゃなくて、母親も父親も、もこが来てから次第に落ち着いていった。

凄いよね、言葉も話せない一匹の動物が家族を丸ごと救ったんだよ。

相変わらず人間は嫌いだったし学校にも行ってなかったけど、ぶっちゃけその時はどうでもよかった。

 

そんなこんなで中学に上がった。環境が変わったのもあって久しぶりに学校に通ってみようかな、という気にもなった。不登校だった間まったく勉強していなかったから割り算の筆算すらままならなかったけど、ちょっと頑張ったら一学期の中間テストで学年上位をとれて、部活(バレー部)もユニフォームを渡されるくらいには上手くいってた。

まぁでも、やっぱり人間は苦手だった。同じ小学校の子から「学校来てなかったのに勉強できるのずるい」とか言われて、若干キレそうだったw

何もずるくなくない???

君たちが学校で勉強して友達と楽しくおしゃべりしてる間、俺はずっと発狂する母親の声を聴きながら泣いて過ごしてたんだぜ???小学校の遅れを取り戻そうと少し頑張ったくらいで何で文句言われなきゃあかんねん。

って感じで、やっぱり人は苦手だった。いやぁ、捻くれてたなぁ。

 

何だかんだ二学期になったある日、家に帰る途中たまたま凄いものを目撃してしまった。人が電車でバラバラの肉片になる現場。いやぁもう、ショッキングだった。完全に目にこびりついた。今記憶を頼りにスケッチしろって言われても余裕で再現できる程度には鮮明に覚えてる。

それからまた学校に行けなくなった。線路通るのが怖くなっちゃったんだよねw

うちから学校に行くにはどう頑張っても踏切を渡らなきゃいけなくて、それが無理だった。

そんで一年くらい経って、トラウマも少しマシになってきたからまた学校に通い始めた。二年時のクラスは結構仲の良い子が固まってたから孤独感はありつつもそれなりに楽しかった。でもある日、家に帰る途中たまたま凄いものを目撃してしまった。今度は飛び降り自殺を目の前で目撃した。すぐ足元まで血飛沫が飛んできて、まぁびっくり。

そこからまた学校に行けなくなりましたw

今度は不登校どころかろくに外にも出なくなった。二回もあんなの見ると外に出るの怖くなるよね。こうして不登校の引きこもりニートが誕生したのだ。ちなみに三年時は一回も登校しなかったw

もこの癒しパワーですら中和できなかった・・・泣

 

この頃が一番人間嫌いがひどかったかもしれない。

もこのおかげで家庭環境はかなりマシ(それでも普通ではない)になってたけど、クラスメイトから手紙が届くたびに嫌気が差してた。最後の方は一枚も見ずにゴミ箱に突っ込んでた。

相変わらず遊戯王も他のゲームも同年代とはほとんど勝負にならなかったし、ひどい時には不正扱いされるしね。あと、たまにテストだけ受けに学校行くんだけど、もちろん勉強なんてしてないどころかテスト範囲すら知らなくて、だからテスト五分前とかに友達にテスト範囲まとめたノート見せてもらって、それで平均点とか取ってた。そしたら案の定「勉強してないのにずるい~」とか「学校来てないのに~」って言われた。

本当にどれも些細な事なんだけどね。けど確実に人間が嫌いになっていったし性格はどんどん捻くれていった。

 

今思えば性格が荒んだのは一種の自己防衛反応なんだろうなぁ。

学校に行かないって、かなりの劣等感があるんだよ。でも人間というのは自分を肯定したい生き物でしょ?だからどうにかして自分は劣っていないと思い込もうとするんだ。

その結果、人間が嫌いになった。「こいつらはろくに学校にも行ってない俺より勉強できないって脳みそどうなってんの?」みたいな思考回路になっちゃった。人を見下すことで相対的に自分を高めようとする幼稚な思考回路。

もこが居なかったら自殺してたか、もしくは誰かしらを殺しちゃってたかもしれない。当時は自分より能力のない人間は全員死んだ方が良いとか本気で思ってた。そのくらい捻くれてたし人間が嫌いだった。

 

でも、人間嫌いな割に、この時なぜか恋人を作った。

まぁ寂しかったんだろうなぁ。もこがいるとはいえ、心のどこかで自分を救ってくれる「人」を欲していたのかもしれない。どのくらい付き合ったか忘れたけど、浮気された挙句振られましたw

人間嫌いがさらに加速した。

後に高校でも恋人を作るのだけど、その恋人にも浮気された。

んでも、浮気を肯定するわけではないけど、浮気ってのはこちらにも非があるケースがほとんどだから今となっては彼女たちに恨みは何もない。むしろひと時だけでも一緒にいてくれたことに感謝してる。ただ、幼かった当時は百パーセントの被害者意識を持ってしまっていて、もともと捻くれてたのもあって良くない方向に考えがいっちゃったよね。

 

それで、高校は不登校や不良といった、事情はどうあれあまり学校に来ていなかった子集まる学校に行った。記事書くの疲れてきたから駆け足で行くけど、さっき書いた彼女とのトラブル以外はいたって平和だった。楽しい学生生活だったと胸を張って言える。

そこから専門学校に進学して、体調崩して半年足らずで辞めてニートになったw

元々精神的にきついのを無視して生きてたからガタが来たって感じかなぁ。体が重くて重くて仕方ないってレベルで体調悪かった(今も完全には治ってない)。

学校にも行けないし仕事なんかもっと無理だ~でもニートも嫌だ~

ってことで家でもできて、かつ初心者からでも簡単になれそうな小説家になることにした。小説って文章書くだけだからね。他の職業に比べて圧倒的に楽だった。漫画は絵の練習をしなきゃだし、音楽系なんてもっと難しいからなぁ。

まぁでも、やっぱり嫉妬はされた。受賞した時19歳だったから、その歳でデビューするってだけで嫉妬されるし、書き始めて半年で受賞ってのも反感を買ったらしい。匿名掲示板でスレッド建てられたこともあったなぁ。

小学校の頃から、俺が何かやると必ずそういう輩が沸いてくる。

性格悪いからはっきり言うけど、確かに、俺はあなたたちが一生かけてもできないことを数か月もあればやれる。でも逆に、俺が一生かけても出来ないことをあなたたちは昔から当然のようにやってきたんだよ。毎日学校行けるだけで俺の上位互換だよ。普通の家庭に生まれて普通に学校通って、普通に仕事するって凄いじゃん。俺は無理だったよ。だからわざわざこんな俺に嚙みつかなくてもいいじゃないか。

 

って感じで、人が苦手なりに「俺は逆恨みで人間が嫌いになったんだなー」とか、「浮気される方にも原因あるしねー」「みんなだって俺にないものを持ってるじゃん」って客観視して、頑張って価値観を修正してようやく「ちょっと人付き合いが億劫な人」くらいになれた。作家になってからは周囲の人にも恵まれてて、応援してくれるファンの人もたくさんいる。みんないつもTwitterで話してくれるの、実は凄い救いになってる。だから昔に比べるとかなり性格は丸くなったと思う。

 

けど、先々月、ずっと心の拠り所だったもこが亡くなった。

前半部分に書いたとおり、一番苦しくて一番寂しかった時期に俺の支えになってくれてたのは間違いなくもこだった。俺に限らず、ペットとの別れは誰だって寂しいものだと思う。でも、傲慢なのはわかってるけど、他の人が味わったペットとの別れと俺が味わった別れは少し違うと思うんだ。自分の方がつらいって言いたいんじゃないよ。つらさがもうひとつ重なると言えばいいのかな。

別れのつらさに加えて、自分の中にあった唯一無二の支えが崩壊したって感覚。

そもそも俺が自殺も他殺もせずにここまで生きてるのは100%もこのおかげで、ここまで丸くなれたのも十四年間絶えず癒してくれてたもこの影響が大きい。

ここまで書いてようやく記事のタイトルに繋がるのだけど、その唯一無二の支えがなくなったせいで、最近また昔みたいな精神状態に戻りかけてる。今までは嫉妬されても「まぁまぁ、あなただって凄いじゃん」って思えてたのに、最近同じようなことが起きた時に「お前が無能なだけだろ。一々みっともなく人に噛みつくなよ」って思ってしまった。YouTubeのコメント欄やら、バズったツイートのリプ欄で交わされるレベルの低い議論を見た時も「こいつら全員脳に致命的な欠陥があるな~。なんのためにこの世界に存在してるんだ?」って思った。

あかん。確実にあかん。今はまだそう思ってしまった自分を認識して「落ち着け自分」ってできてるけど、そのうちそれも出来なくなりそう。

 

たぶん、今仲良くしてくれてる人や応援してくれる人にこの嫌悪感が向くことはないだろうけど、それ以外の人に対して抱く感情は今後確実に悪化していくと思う。

なんか、いつか炎上しそうなんだよなぁ。

そのうち「作家なんて半年もあればなれるのに何年も書いててデビューできてない人は何やってるの?」とか言っちゃいそうで怖い。そうなる前にSNS辞めた方がいいと思うんだよね。

 

……っていうのが最近の悩みです。本当に人格が荒んできてる。これ、どうしたらいいと思う?

ちなみにこの記事無駄に6000字もあるのでここまで読めた人は超凄いですw

めちゃくちゃ褒めるし「読んでくれてありがとう!」って言いたいのでもし最後まで読んだ勇者がいたらTwitterのサブ垢にDMかリプくださいw

 

こんな風に、今後長ったらしくツイートする代わりにばばばーって適当にブログ書いて投稿するかも。